ひだまりの居場所

精神障害者をはじめ、生活困窮者の心に寄り添うブログです。

2009-01-01から1年間の記事一覧

イライラを癒すやさしい心

仕事がピークを迎えていて、同僚たちがみんなピリピリしている。もちろん私もその一人である。社内で、声を荒らげてケンカを始める者あり、電話で怒鳴りまくる者あり、会議室から出てきた途端にゴミ箱を蹴飛ばし「ちくしょう!」と腐る者あり。何しろ、社内…

シルクロードと平山郁夫氏

日本画家の平山郁夫氏が亡くなった。79歳だった。 中国の文化や歴史、遺跡や街並みに興味関心を持ち、中国語を勉強したり、旅行したりする多くの日本人にとって、平山氏の描いた作品は、きっと思い入れの強いものであるはずだ。私などは、彼の作品を通じて、…

形容詞クイズ

例のレストランの女の子。相変わらず日本語に夢中になっている。 今日の質問は、 ○「承ります」ってどういう意味? ○「通常」って、なんて読むの? ○「あめ」って、何? 「承ります」の意味は、とても分かりやすい。受ける、聞くの謙譲語。これですぐに意味…

「中国人みたい」と言われる日本人について

「なんだかあの人、中国人みたいよね?」 と中国在住の日本人から言われる日本人がいる。 言い換えれば、「日本人らしくない日本人。中国人っぽい感覚の日本人」という意味だ。 たとえば、私の知っているある男性は、周囲の日本人から陰で、そう言われている…

最初がまちがっているという不幸

行きつけのレストランのアルバイトの中国人の女の子。大学の日本語科の学生(どうやら本科ではなさそう)なのだが、どうもあまり日本語がうまくない。 レストランのオーナーも、彼女のあまりの下手っぷりにあきれて、 「この子、どんくさいから。ちっとも上…

“r”の発音

http://fangjiu.or.tv/hskgoukaku/(中国語本質実践講座) このページのず〜っと下のほうに、中国語の“r”を発音するときの舌のカタチを、手のひらを使って見せた写真が出ている。その写真の上に、この「中国語本質実践講座」をやっている阿部芳久さんという…

ラッピングセンス

フランス資本の某化粧品メーカーの口紅を買った。とてもきれいな紙袋に入れてくれて、すごくうれしかった。それで、知り合いの奥様(日本人)のお誕生日に、同じものを贈ろうと思って、今日また買いに行った。同じ店員さんがいたので、また彼女に言って、色…

時間給アップの評価基準

昨日の話の、日系企業のお偉いさんに、面接の報告をした。 「日本での家庭教師の経験を通じて、中国語を教えることに、変な自信を持っている感じがしました。なんでも教えられるという根拠のない自信です」 「自信があるのは、悪いことじゃないですよね?」 …

口先だけの優等生

ある日系の大手企業のお偉いさんから、 「ちょっと会ってもらって、品定めして欲しい中国人がいる」 と変な依頼を受けた。 このお偉いさん、中国語の家庭教師を探していて、あちこちに声を掛けておいたところ、とある断りにくい筋から、一人の女性を紹介され…

病気じゃない病気

風邪には、風邪薬。下痢には整腸剤。発熱には解熱剤。 「眠いんですが、何か薬はありませんか?」 とお医者さんに言ったら、日本のお医者さんは何か薬を処方してくれるだろうか? んー、どうなんだろうな? 言ったことないからわかんないけど、何か出してく…

ルーツをさがす冒険

中国の人と知り合い自己紹介をすると、私は決まって「氏名」を褒められる。美しい名前だというのだ。名字も名前のほうも、両方とも美しいと言われると、ついうっかり、「本人も美しいでしょ?」と言いたくなる(いや、結局言っちゃうんだけど)。 とてつもな…

ドラマのようにアツイ人々

全員がそうだとは言えないと思うが、中国人男性って概してアツイ! どんな風にアツイかというと、『101回目のプロポーズ』の武田鉄矢のようにアツイ。『ひとつ屋根の下』の江口洋介のようにアツイ。『星の金貨』の竹野内豊のようにアツイ。野島伸司ファンで…

続・還真熱呀!

昨日の、“還真熱呀!”について、ちょっと勉強しました。 この“還”には、「まだ」という直接的な意味はないのではないか、と中国人。 「意外」な気持ちを表現する“還”なのだ、と。 それで、辞典で“還”について調べたところ、なるほど、ありましたありました。…

還真熱呀!

午後3時。とあるビルの入口で、待ち合わせ。 ずいぶん早く着いてしまったので、ビルの入口に長いこと立っていた。 人の出入りが激しいビルなので、ひっきりなしに人が通る。 30格好の女性が、大学生くらいの男の子といっしょにビルから出てきた。正面玄関の…

なにが邪魔をするのか

例の若い駐在員さん。 「やっぱり、来年の春までは、中国語教室に行くのはやめました」 と言う。 「なんでまた、急に?」 仕事の区切りとして、来年の春を一つの目安にがんばっているので、今、中国語なんか始めたら、仕事に100%没頭できないからやめたと言…

入口は、みな、同じなのに

最近、日本から赴任してきた、若い日本人駐在員さんと昼食。 「yueyaさん、いよいよ中国語できないと、まずい状況になってきましたよ」 「どうしたんですか」 「実は、来年、カミサンがこっちに来ることになって」 奥様は、来年の渡航を前に、この国慶節に予…

知識は人生を変えるという価値観

面倒くさいタクシードライバーにつかまった。 運転手:日本人? ――― はい。 運転手:教師ですか? ――― いいえ〜(もう面倒くさくなってきた) 運転手:大学生? ――― ちがいますよ。 運転手:でも、日本の大学は出てるんだろ? ――― はい。 運転手:なに大学?…

お誕生日おめでとう!

今日は、私のだいじな人のお誕生日。おめでとう!

時差

私の暮らしている中国は、日本との時差がマイナス1時間。日本が8時なら、中国は7時だ。 この時差は、どうも生活上の時間管理の感覚と同じような気がしてならない。中国人はのんびりしている。 たとえば、中国人との待ち合わせ。時間に遅れてくるのは当た…

科の作り方

科(しな)を作るのは、何も日本人だけではなく、世界共通のものだろうと思うけれど、日本人の科の作り方と、ここ中国での科の作り方は、明らかに違う。 日本人も古くから上品さをあらわす方法として、さまざまな仕草をしてきていると思うが、歌舞伎や大衆演…

続・明るいお葬式

昨日のことになるが、またしてもあのどんひゃらどんひゃらが、夕刻から始まった。 「これは何日間続くの?」 と中国人の同僚にたずねると、彼女もはっきり答えられなかったが、2〜3日続くものらしい。 これだけ盛大なお葬式は、いままで見たことがなかった…

明るいお葬式

鳴り物を盛大に鳴らす、ドンチャンドンチャンという賑やかな音。明日から9月。仕事の傍らで、その音を聞きながら、私は日本の田舎の秋祭りを思い出していた。 森の鎮守の神様の〜 今日はめでたいお祭り日 どんどんひゃらら どんひゃらら〜 どんどんひゃらら …

ありのままの美しさ

某日本語学校から、日本人教師が夏休みで帰国している間、ピンチヒッターで一クラス受け持ってくれないか、と声が掛かった。夏休み限定の初級クラスで、私の担当は、週2回。忙しいことは忙しいが、引き受けてやれないことはない、と思い、今月初めから高校…

スピードというサービス

日本のコンビニって、あらゆる面で、すごいと感じざるを得ません。品揃えの豊富さは当然のことながら、新商品のラインナップや、売れ筋商品とそうでないものの見極め、陳列方法や在庫管理の方式、納品の物流システム、アルバイトスタッフの使い方やマニュア…

ローカル絆創膏

おばちゃんにもらった絆創膏をはがしたら、かさぶたまでいっしょにはがれました。 くっつかないって、実は、すごいことだったんだね。びっくりした。 大流血。かさぶたって無理やりはがすと、とめどなく血が出てくるんだなぁ。痛いなぁ〜。

だいじな時間

私のだいじな人は、今、みんな疲れています。眠る時間も、食べる時間も削って、やるべきことと真っ直ぐ向き合っています。 カッコいいです。カッコいいけど、どうか、少し、体を休めてください。 私なんかと、長話している時間があったら、どうか、少し横に…

点数にしか興味がない

中国の若者たちは、テストの点数にしか興味がないのだろうか。 いい話してくれてるんだから、もっと心を開いて聞けばいいのに。 社会が悪いとか、時代のせいだとか、まあ、事情はあるにしろ。 点数だけ取ったって、だめなんだよ。 要は、その知識を社会で力…

中国人の真っ直ぐな心

今日、公衆の面前で思い切り転びました。 あるビルから出てきたとき、客待ちのタクシーが停まっているかどうか、10メートルほど先を見て歩いていたため、小さな段差に気づかず、踏みはずしたのです。そのまま転倒。足首をイヤというほど捻って、ねんざしまし…

トイレの話はつきませんが……厠所没有門!

中国のトイレには、ドアがない。 確かに、一昔前までは、割とどこのトイレにもドアがありませんでした。まず、トイレ自体が個室になっていなかったり、ただ溝があって、そこを跨いで用を足したり、穴だけだったり、そういうトイレも以前はたくさん見かけまし…

エレベーターのマナー

今朝、あるオフィスビルのエレベーターに乗りました。おりしも、出勤時刻に重なっていたため、エレベーターホールは大混雑していました。 いくつかエレベーターを見送ったあと、ようやく私も乗れそうな気配になりました。ところが、中国人お得意の「割り込み…