ひだまりの居場所

精神障害者をはじめ、生活困窮者の心に寄り添うブログです。

病気じゃない病気

風邪には、風邪薬。下痢には整腸剤。発熱には解熱剤。


「眠いんですが、何か薬はありませんか?」
とお医者さんに言ったら、日本のお医者さんは何か薬を処方してくれるだろうか?
んー、どうなんだろうな?
言ったことないからわかんないけど、何か出してくれるのかしら?


実は、女性の中には、毎月、猛烈な眠気と闘っている人が結構いる。月経前や月経中にやってくる「眠気」で、これが、結構なクセモノなのだ。月経後に眠くなる人もいるらしい。私も毎月闘っている。どのくらい眠いかと言うと、たとえば、三日三晩寝ていてもいい、と言われたら、昏々と眠るだろう。


中医の先生に相談したら、
「それはね、yueyaさん。ごくごく分かりやすく言うと、生理になると体が“大変だ〜!しんどいよ〜!”と言っているんですね。体が休みたがって、眠くなるんです。生理に打ち勝つ力が足りないんですね」
とおっしゃる。だから、生理じゃないときに、その力を蓄えてあげるのがとりあえずの方法でしょう、とのこと。


それで、処方していただいた薬が、なかなかイイ。服用しはじめて、生理じゃないときも、朝、すっきり起きられるようになった。


漢方は、人によって処方が異なったり、同じ人でも、そのときそのときの症状のちょっとした違いによって種類も用量も違ったりする。私が効いたからと言って、同じ症状で悩むすべての人に効くとは限らない。実際、私もこの薬の前に勧められた薬はダメだった。だから、ここではあえて、私に処方された薬は公開しないことにする。苦しんでおられる女性がいらしたら、ぜひ一度、漢方医に相談されるといいと思う。必ず自分に合った薬が見つかるから。


本当に漢方って、面白い。「眠い」という苦しみが、どこからやってくるのかを考えて、そこを解決するって、とてもやさしい考え方だ。