ひだまりの居場所

精神障害者をはじめ、生活困窮者の心に寄り添うブログです。

続・明るいお葬式

昨日のことになるが、またしてもあのどんひゃらどんひゃらが、夕刻から始まった。


「これは何日間続くの?」
と中国人の同僚にたずねると、彼女もはっきり答えられなかったが、2〜3日続くものらしい。


これだけ盛大なお葬式は、いままで見たことがなかったので、
「お金持ちが死んだんでしょ?」
と聞くと、思わぬ答えが返ってきた。


「たぶん、生前、なにか悪いことをした人なんだと思います」


彼女いわく、
生前に、何か不正な行為をして世間や法的に制裁を受けたり、親不孝をしたり、道徳・倫理に反するような行為をしたりすると、まあ、俗に言う「あの世への切符」が手に入らない、ということで、大掛かりなお弔いをやるのだと……。


しかも、この笛や太鼓の大騒ぎは、亡くなったのと同じ時刻から夜中の12時まで、延々にやるものらしく、たとえば夜の8時に亡くなったなら、4時間やれば済むけれど、朝の8時に亡くなったら、延々16時間、日付が変わるまでやるんだそうだ。まじか?!


それを数日間やるというのだから、
「やっぱりお金持ちじゃなきゃできないでしょ?」
と聞くと、
「お金がないと、天国にいけないシステムですね」
とのお答え。


貧乏人ほど、品行方正にやらなければならないということですね。