ひだまりの居場所

精神障害者をはじめ、生活困窮者の心に寄り添うブログです。

忘れていた香り

なぜだかわかりませんが、小学生が昼間からウジャウジャと外で遊んでいます。春休みにしてはまだ早いし、どういうわけなんでしょう。


午後、散歩に出たら、途中の原っぱ(田舎なもので…(-_-;)で、小学生が5〜6人、走ったり投げたり蹴ったりして楽しそうに遊んでいました。近くを横切ろうとしたとき、ふいに懐かしい香りがしました。子供の頃、草の上で遊びまわったときに嗅いだ、草を踏みつけた青い香りです。香りと共に、草の上に寝転がった感触や、蜂に刺された思い出やらが、よみがえってきました。


今日彼らに出会わなければ、一生思い出すことなく、うっかり死んでいたことでしょう。なぜかお休みだった小学生達に感謝です。

1月〜3月の旅

1月に名古屋へ行きました。

あつた蓬莱軒でひつまぶしを食べました。
KENちゃんやよりちゃんといっしょに行った昔を思い出しました。なつかしー!!



熱田神宮の巫女さんたち。清楚なのに、はっとするほど華やか。素敵です。



NHKのドラマの舞台にもなった有松の有松絞り会館。実演するおばあちゃん。もう90歳超だそうです。



名古屋城の櫓です。とてもきれいに撮れたので、アップしました。



2月末〜3月に伊勢・志摩・鳥羽へ行きました。


鳥羽水族館のセイウチのポウちゃんです。セイウチショーならぬ、セイウチ笑に出演中! ポウちゃんの奥さんのクウちゃんは現在妊娠中でお休みでした。



真珠の産地の英虞湾(あごわん)をめぐる賢島エスパーニャクルーズに参加しました。画像の筏は、真珠の養殖筏だそうです。



伊勢神宮で飼育管理されていた御用牧場からの白馬、笑智ちゃん。「えみちゃん…」とやさしく呼んだら、こっちに来てくれました。賢いお馬さんです。



伊勢参りと言えば、やっぱり赤福。本店の風格。いい風情です。

医療現場の人たちの本音

80過ぎくらいのおばあちゃんが、私の目の前で転倒しました。左折しようとした車が急に自分のほうに寄ってきたので、それを避けようとして、わずかな傾斜のついた路面でバランスを失って転んだようでした。


私は、すぐに駆け寄って、介抱しましたが、なにひとつ役に立てません。顔と足にケガを負っていて、どうにか立ち上がりはしましたが、まともに歩ける状態ではなかったので、「いっしょに病院にいきましょう。さもなければご自宅までいっしょに参ります。足とお顔以外に痛いところはないですか? お家はこの近くですか? ご家族は…?」など、自分の思いつく限りの対応策を矢継ぎ早に告げるのが精一杯でした。


さいわい…といいますか、左折しようとした例の車のドライバーさんが、近所の医院の看護士さんで、ピンクの看護服を着ていましたので、「どうにかなりませんか?」と促すと、彼女が車で近くの整形外科まで送ってくれることになりました。正直なことを言えば、もっと彼女に積極的な姿勢を見せて欲しかったのですが、なんとも受け身で少し悲しくなりました。


もしかすると、毎日患者さんといっしょに過ごしていると、少々のことでは他人の身体のことを心配しなくなってしまうのかもしれません。それはとても残念なことです。


私は、精神保健福祉士を目指していますが、今の思いや理想を、将来もずっと持ち続けられるかどうか、やはり自信がありません。いや、むしろ理想が高ければ高いほど、医療の現場では理想通りにいかないことが多くて、仕事そのものに失望してしまうかもしれません。老人介護職の人たちがそうであるように…。


今日のハプニングは、自分の将来をも考えさせてくれる機会となりました。


おばあちゃん、どうぞおだいじに。

なぜか歯だけは丈夫

中国に出発する前に歯医者に行ったきり、もう10年も診せていませんでした。コーヒーやお茶、タバコなどで歯の色が変わっていることだけはずっと気にしていたので、就職前に一度全部診てもらって、悪いところは治してもらい、クリーニングもしてもらおうと、重い腰を上げました。


歯医者というのは、なんかいろんな新しい機械が入って、白くて清潔で、年々進化を遂げているように見えますが、使っている「がりがりやる棒」とか、「キュイーンという音」とか、抜歯する「やっとこみたいなヤツ」とかは、相変わらずなんですね。一気に緊張が高まります。


だが、おかげさまで、虫歯はごくごく小さなものが2本だけということで、1回で治療は終了してしまいました。


年中、身体の不調を訴えている私ですが、なぜか歯だけは丈夫です。


で、今日、知ったのですが、私、生まれつき歯の本数が2本足りないらしいです。アゴが小さいせいだそうです。そういえば、以前、インプラントの歯医者さんに行ったとき、「インプラントのできないアゴですね」と言われました。どうやらアゴが小さいだけでなく、薄っぺららしく、ボルトを埋め込むとアゴの骨が割れちゃうとか。こわ。

菜の花はないけれど

菜の花や 月は東に 日は西に


午後の散歩で土手まで行くと、白い月が東に、お日さまが西に見えます。かの俳聖は、菜の花畑を地に見ながら、宇宙観までもを詠みこんだと言われていますが、なるほど、確かに壮大なテーマです。


私は故郷の川を眼下に、天空を見上げていますが、ろくな句が浮かびませんでしたw。


ふるさとの 川面に日月 ほにゃららら〜 

泣かせるギター

NHKラジオ第一ラジオ深夜便を毎晩聞いています。年齢とともに、NHKがしっくりくるようになってしまっていて、夜が更ければ更けるほどその傾向は高まります。


2〜3日前でしたか、夜中にふと目が覚め(私の持っている障害には、夜の中途覚醒が付き物)、ラジオのスイッチを入れると、ギターのインストロメンタルの曲がかかっていました。誰が弾いているのか、暗闇の中で目をつぶり、じっと耳を傾けていると、海猫の鳴き声が潮風に乗って震えるように、高音の弦がキュンキュンと響いてきました。気持ち良い! もっともっと聞いていたい! と思いつつも、誰が弾いているのかが気になって気になって、落ち着かなくなりました。


曲が終わり、アナウンサーが、「日本の名ギタリスト、CharのYou and I」と告げました。ああ、やっぱり彼はいいギタリストだわ。夜中に人を泣かせてしまう素晴らしいギタリストだわ。御年60になられたとか。嘘でしょ。還暦という言葉がこれほど似合わない人って、数少ないわよね。どうか、70になっても、80になっても、私たちをキュンキュン言わせてください。