ひだまりの居場所

精神障害者をはじめ、生活困窮者の心に寄り添うブログです。

副業考

夕方ちょっと近所にお買い物に出て、戻ってきたら、エレベーターの中に掛けられている額縁に広告ポスターを差し替えるアルバイトのお兄ちゃんが乗っていました。差し替えようと手に持っていたポスターを見ると、現在貼ってあるポスターと全く同じ内容のものだったようで、どうしたらいいのか、お兄ちゃんはちょっと悩んで考えていました。


いっしょに乗り合わせた住人のおばちゃんが、「全くいっしょじゃないの?」と声を掛けると、「そうなんですよね。おかしいな」とお兄ちゃん。


で、結局そのポスターをどうしたかというと、兄ちゃんは、もともと貼ってあったポスターの上に自分が持ってきたポスターを重ねてフレームを閉じました。


そして、写メを撮ってエレベーターを降りました。「写真撮れば、給料が払われるの?」と聞いたら、「そうです。写メを送れば、歩合給の計算がしてもらえるんです」とのこと。


いや、律儀な人やなぁ。私だったら、「おんなじポスターだったから貼りなおしませんでした」ってポスターを会社に返却するのになぁ。そのほうが、賢いバイトや、ゆーて、時給上がるんとちゃう? って日本人の感覚かい?


あのバイトっていくらくらい稼げるんだろう? 私、今働いている出版社の正社員を辞めて、自由契約の社員になったんですよ。朝起きるのがしんどくて…(笑)。いや、ほんとに朝起きられないんですわ。で、無理して起きて会社にいくと、うつ病が再発するんで、今は睡眠障害を乗り越えるリハビリをしていて、結構時間があまってるんですよ。ポスター貼りでもやろか?


……現在真剣に考えている副業の候補は、小学生・中学生のための「文章表現演習」の講師。中国に暮らしている日本人を対象に、作文や小論文の書き方指導をするっていう副業です。


学校では決して教えてくれない、文章のリズム感とか、クライマックスの作り方とか、余韻を残す終わり方とか、そういう日本語の文章の書き方のコツを教えて、でたらめな日本語を使っているガキドモを泣かしたろか、と思ってます。自分の言いたいことくらい、ちゃんと書けや、ガキ!


最近の子供たちは、ブログとかツイッターとかに慣れているせいか、一言二言、一方通行な話を書くのは嫌いじゃないみたいだけど、「400字詰め原稿用紙に3枚書け!」って言うと、すんごく嫌な顔するのね。なんで嫌何やろか? 携帯でパッパカ打てるのに…