ひだまりの居場所

精神障害者をはじめ、生活困窮者の心に寄り添うブログです。

スケジュール帳

みなさんは、スケジュール手帳というものを持ち歩いていらっしゃいますか? 日本人は几帳面で時間に厳格なせいか、スケジュール手帳所持率はかなり高いものと思います。


中国人は意外と持っていません。頭で覚えているから大丈夫とか、なんかそこらへんにある紙切れに書いて安心してしまう人とか、そもそも約束自体を重要視していない人とか、いろいろです。


最近では、携帯が進化しているので、今さら紙ベースでスケジュール管理なんて…という方もいらっしゃるでしょうし、「私は誰が何と言おうとも、“ほぼ日手帳”じゃなきゃ駄目だ!」という方とか、「毎年買うんだけど、あんまり予定が入らないから、ちゃんと使いこなした例がない」という方など、いろんな方がおられるようですね。


私は、アナログ人間なので、手帳には自分の手で文字を書き込みたいタチ。でも、大きな手帳は重くて持ち歩くのが大変なので、いつも小さな小さな手帳を購入しています。おととしまでは、日本の100円ショップでも売っているような手のひらサイズの手帳を使っていました。ページ数もほんのわずかで、一ヶ月のカレンダーが見開きページにレイアウトされていて、3センチ×3センチくらいのマス目にその日の予定を書き入れるようなことをしていました。ところが、仕事が忙しくなってきて、3×3じゃあ書ききれなくなってしまったので、しぶしぶ、もう少し厚めのものを買うようになりました。今度は1ページが一週間になっているタイプの手帳です。


さて、その使い勝手が結構良かったので、日系デパートの文具売り場に行って、2013年の手帳を物色し、同じような手帳を探したのですが、これが見当たらないのです。なんかこう、余計なものがついていて、無駄に厚いといいますか…。こんなもん誰が読むねん、というような付録が多すぎるのです。たとえば、台湾だの香港だのの地下鉄マップがついていたり、食品栄養素の解説だの、カロリー表だの、中国は健康ブームなので、そんなページがかっこいいのかもしれません。地下鉄も都市化の象徴ですしね。若者はそんなものが「すてき!」と思うのかもしれません。ああ、それから、これはスゴイとおもったのは、ワインのビンテージチャートがついていること。私はお酒は一切飲まないので役に立たないかもしれませんが、生産年と銘柄が縦軸と横軸になっていて、当たり年の早見表になっているんですよ。あとね、あとね、長さや重さの単位の換算表だとか、主要国のツーリストインフォメーションの電話番号だとか、緊急救急電話番号だとか、時差だとか、なんかとにかく、「世界を飛び回っていま〜す!」というアピール力がすごいんです。


で、結局、その手帳を購入してきたわけですが、決定打となったのは、日本の日めくりカレンダーみたいに、その日の格言みたいなものが書かれているところ。もちろん二十四節気も書いてあるし、旧暦も書いてあるし、そういう意味では、先述の「都会的でかっこいい」という一面と、「THE伝統」が合体しているので、割と使えるかな、という気がしています。結局、私、アナログなのね〜。古い女なのね〜。という感想。色も渋いぞ。こんな色のカバーで、天地、小口、見返しはこんな色じゃ。モダ〜ンじゃろ? でもこれがバッグの底に入り込むと、黒っぽくて探すの大変なんだなぁ。