ひだまりの居場所

精神障害者をはじめ、生活困窮者の心に寄り添うブログです。

垢すり

体を清潔に保つことは、自分を磨くことにつながりますが、私は実はお風呂が嫌いです。なんだか不潔な女のように思われそうですが、入浴はとても体力を使うので、ひ弱な私にはとても肉体的負担が大きいのです。


亡父は大の風呂好きでしたが、母はカラスの行水でした。母に似たのでしょうか。


それでも、朝シャンが流行れば、朝から頭を洗い、温泉ブームになればみんなで温泉の梯子をしに行ったり、中国に来てからは湯船のない生活が続いていますが、ちゃんとシャワーは浴びています。


ところが、私、夏場になると、とても困ったことが起きるのです。それは、入浴すると皮膚がボロボロと剥がれ落ちてくるのです。皮膚だけではなく、足の爪の生え際のところ(ネイルケアの世界では、ルーズスキンと呼んでいる垢)まで、ボロボロ落ちてくるんです。これって、要は肌の表面を覆っている角質です。古くなって不要になった角質が剥がれ落ちる分には一向に差し支えないのですが、まだ肌表面を覆っている生きた角質層までが剥がれ落ちるので、手足が真っ赤になります。


それで、ふと先日思い立ち、夏になる前に垢すりに行って、古くなった角質を徹底的に落としておけば、みずみずしい肌が保てるのではないか、というわけで、垢すりマッサージに行ってきました。結果は、大正解だったのです。要は、汗をふだんあまりかかないので、夏になると肌のターンオーバーが狂うようで、半ば強制的に古い角質を落としておけば、ターンオーバーが正常に機能する、というわけです。


マッサージ師さんと話をしていたら、「4〜5日に1回くらいは、乾布摩擦みたいに肌をゴシゴシしてみるといいですよ」とのこと。


曹洞宗の修行僧「雲水」さんたちは、永平寺での坐禅修行のお休みが4と9の付く日で、この日に入浴をするそうです。つまり、5日に1回、垢を落とすわけですね。なんだか妙に納得してしまいました。


今日は4日なので、タオルでゴシゴシしてみたのですが、先日あれだけ垢すりしたのに、もう大変なことになっていました。中国って空気が汚れているので、鼻の穴や耳の穴や、足の指の間が、ものすごく汚れるんですが、私、体中がこんなに汚かったのか、と愕然としました。


通りで中国人の体臭がきついはずです。彼らは、日本人ほど入浴しませんから…。