ひだまりの居場所

精神障害者をはじめ、生活困窮者の心に寄り添うブログです。

中国西南部地震

【北京時事】新華社電によると、中国南西部の雲南省四川省の境で24日に起きたマグニチュード(M)5.7の地震による死者は25日朝までに4人に増えた。
 震源地付近の雲南省麗江市寧※(※=クサカンムリに浪)イ族自治県では、4200戸以上の家屋が損壊し、約2万2000人が被災。死者は3人、負傷者は観光客7人を含め106人に上った。このほか、四川省涼山イ族自治州塩源県で1人の死亡が確認された。
 雲南省政府などから被災地に派遣された救援隊が、余震の続く中、行方不明者の捜索や被災者の支援活動に当たっている。

震源地付近の麗江市あたりは、本当に田舎ですからね、耐震設計がどうのこうのという話がとても持ち出せないくらいのド田舎です。自分が暮らしている家だって、レンガをつんで泥で固めただけみたいな家で暮らしているんですよ。


過去の四川大地震の教訓が活かせてない、といういうのは非常に簡単なことですが、それを実行に移すのは、その貧乏行政区内のお仕事であって、「そんな金のかかる建築基準法なんぞを作っていたら、誰も家が建てられないじゃないか」ということになります。4人亡くなったそうですが、ハッキリ言って中国大陸で4人が犠牲になったということを、どう受け止めるかですが、一般的には、単純に地震で4人死んだ。はい、おしまい。というくらいの感慨しかないものでしょう。


私が住んでいる高層マンションだって、基礎工事、雑でしたよ。地震が来たらひとたまりもないな、と分かっていて暮らしています。こんな街中で地震が起きたら、ひとたまりもないですよ。とりあえず、私は、屋上に避難することにしていますが、平屋住まいだった少数民族の方々は、もうそれが最高の住宅だったのだと思いますよ。しょうがないじゃない、お金ないんだし、助成金があっても、ちゃんとした建築基準地の目安ができてないんだから、建てようがないですよね。

地震予知なんかも、中国人のとある地震予知の当局ではある程度の予知ができているんだそうですよ。でも、万一外れたときに、自分の首が飛ぶので、やらないだけなんです。もったいないことです。きっと今度の西南部地震も予知できていたはずなんですよ。中国の天才は結構真剣に研究しますからね。そこそこ精度の良い地震予知が可能なはずなんです。いわなかったのは、首が怖いから。


これ以上、被害者が増えないことを祈るしかありません。正直な人数を発表してほしいものですね。そうじゃないと、今後の対策が立てられないですからね。