ひだまりの居場所

精神障害者をはじめ、生活困窮者の心に寄り添うブログです。

早く日本に帰りたいと嘆く中国人

日本人の奥様を持つ中国人の男性と今日お話をする機会に恵まれました。彼は日本の食品会社にお勤めで、今、出張でこちらに来ておられます。それも半年はいなければならないほどの重たい任務を背負ってきているものですから、相当お疲れのご様子で、最初お会いした時は、「なんだかこの人、イライラしている人だな。いつも機嫌が悪い人なのかしら?」と思ったほどでした。


実は彼、日本に帰りたくて帰りたくて仕方がないのだそうです。


いわく
「中国って、めちゃくちゃイライラする!」


仕事が大好きな彼は、中国人のちゃらんぽらんな働き方を見ていると、もうそれだけでイライラしてしまって、ドッと疲れてしまうのだとか。


「それに、ずるいでしょ? 中国人って。すぐ人をだましてお金を儲けようとするし、街は汚いし、人はマナーがないし、電車もバスも時間通りに来ないし、タクシーの運転手は道を知らないし、大事なことを人に頼んでも、大事なこととして受け止めてくれないし、まかせてくださいなんて調子のいいことを言っておきながら、全然やってくれないし、ホントに腹が立ちますよ」


これがすべて日本人の言い分なら分かるのですが、彼はれっきとした中国人なのです。


「中国人も日本に長くいると、中国のこのいい加減さとずるさにはうんざりしますよ。空港に降り立った瞬間から、我慢のスタートですからね。yueyaさん、よくこんな国に何年もいられますね? ストレスたまりませんか?」


ううむ、確かにすべて彼の言うとおりだし、反論の余地はないけれど、ここまで悪く言われ倒されると、逆にこちらの方が中国を弁護してしまったりするから不思議です。


そうなんですよね。私だって、毎日毎日、中国と中国人に対して、何度も腹が立って、心の中でそうとう酷い言葉を彼らに浴びせ続けていますが、結局は自分の意志でここにいるわけです。自分では文句を言うくせに、あんまり人が悪く言うと、なんだか悔しいんですよね。