ひだまりの居場所

精神障害者をはじめ、生活困窮者の心に寄り添うブログです。

旧暦の不思議

今年は4月が2回ある、と今日友達から聞いてびっくりしました。あわててカレンダーを見たら、今年は閏3月が確かに2回あるんです。私が見たのは日本の暦なので、3月となっていたけれど、もしかしたら中国は4月になっているのかもしれません。まだ未確認なので詳しくは書けませんが…


西暦3月22日が日本の暦の旧暦3月1日となっています。そして、西暦4月21日が旧閏3月1日と書かれていて、確かに3月が2回あるんです。


中国は二十四節気を今も大切にしていて、国の法定休日にも取り入れています。2月節から3月節までを春としているのですが、この3月節の終わりと4月節の始まりを「清明節」と呼んでいて、今年も法定休日になっています。さて、さて、3月もしくは4月が閏月として2回あるのなら、この清明節のお休みも2回あるのか、と考えたのですが、どうやらそうは問屋が卸さないようで、今年のお休みも3日間だけしか定められていません。閏月のお休みは無いのですね。がっかりです…


ちょっと話が正月の話になりますが、中国の正月は「春節」と呼ばれています。つまり正月はもう暦の上では春なのです。よくできたもので、通常、春節を過ぎると、日ごとに春の気配が満ちてきます。日本でも三寒四温という言葉がありますが、たまに寒の戻りはあるものの、真冬の寒さが真剣に戻ってくることはありません。


ところが、今年はちょっと寒すぎなんです。冬の訪れが例年よりも遅く、突然冬がやってきたのですが、春の訪れも突然やってくるのかもしれません。今日は風が強く、耳がちぎれそうなくらいの寒さの中、元宵節の花火が今も鳴り響いています(現在時刻は現地時間23時。日本との時差はマイナス1時間)。


少し余談ですが、私は「襟裳岬」という歌が大好きです。人生の辛さを短いセンテンスで端的に表した歌詞に惹かれるのですが、一番好きなのはリフレインの部分の歌詞。
♪えりもの春は何もない春です
というところ。この歌詞の哀愁は、中国人にはきっと理解できないだろうなぁと思います。中国の北国の人がこのリフレインに歌詞をつけたら、
♪えりもの春は祭みたいな春だよ〜
となるでしょう。ああ、早く爆竹終わってくれないかなぁ〜。


追記:
今、中国の暦を見てみたのですが、西暦4月21日は「四月」と書かれていました。その一ヵ月後、5月21日には「小満」とあるだけで月は書かれていません。さらに一ヵ月後の6月19日に「五月」と書かれていることから、どうやら4月が2回あるというのは、ある意味正しい解釈と言えそうです。【まとめ】今年の旧暦カレンダーは、日本は3月が2回あり、中国は4月が2回ある! どっちがいいかな。どっちでもいいか。3月と4月生まれの方、2回おめでとう!