ホットフラッシュ

寝汗をかいて目が覚めたり、ちょっと動くと突然顔から汗が吹き出てきたりするので、おかしいなぁとは思っていたのですが、私もどうやら更年期障害のようです。

気づけば40代も半ば。もうそういう年になっていたんですね。

幸いにして、中国で暮らしているので、中国医学のお世話になって、漢方でゆるゆると年をとっていこうと画策中。自然と同調しながら、のんびりとした生き方をしていきたいものです。

そんなわけで、今年の春は、デジカメを片手に、大好きな春の花を撮ってきました。額に汗しながら、ゆっくりと中国の春を楽しみ、ほどよい疲れを癒すためにストレッチをしたり、なんと幸せな毎日でしょう。黄砂の嵐さえなければ、深呼吸したくなるような、そんな春でした。街は、もう夏の訪れを感じる季節に突入しています。

上から：ハリエンジュ（別名ニセアカシア）…中国全体がまだ貧しかった頃、飢饉が起きるとこの花を摘んで食用にしていたそうです。夜になるとこの花の白さが闇の中に浮き出て、芳醇な香りが鼻をくすぐります。マメ科の植物らしいかわいらしい花ですが、夜のハリエンジュはちょっと妖艶な気がします。そういえば、ハリエンジュのはちみつもおいしいですね。ウチは先月までハリエンジュのはちみつでトーストをいただいておりました。/ライラック…昔から白い花が大好きだったので、気がつくと白い花ばかり撮っていました。ライラックは日本の実家の庭にもあって、ちょっと郷愁を感じます。/ナシ…大好きな花の一つです。清楚で可憐で、たまらなく守ってあげたくなる花。こんな女性に生まれたかったと、ナシの花を見るにつけ思います。/モクレン：年とともに、派手好みになる私達「おばさん一族」。私も真っ白な花より、ちょっとピンクの入った花が気になるようになってきました。モクレンは、果物の実を思わせるようなつぼみの時が一番美しいと私は感じています。開ききってしまうと、おしゃべりな鳥のようです。