ひだまりの居場所

精神障害者をはじめ、生活困窮者の心に寄り添うブログです。

黄砂と石鹸

うつ病治療で薬漬けのところへきて、連日の黄砂で皮膚アレルギーと鼻のアレルギー症状まで出て、なかなかツライ状況だ。


抗アレルギー剤を処方され、これを服用していると、くしゃみも出ないし鼻も垂れないが、肌だけは確実にやられている。


黄砂に化学汚染物質が含まれているという話は、すでに日本でも知れ渡っていることだが、確かに、ただの砂じゃあない。外出先から帰ってきて、いつもの洗顔石鹸で洗顔すると、目の周りなどの皮膚の薄いところに石鹸液が沁みるのだ。なにかある。


私は、石鹸が大好きで、今日現在、洗面所には6つの洗顔石鹸が置いてある。昔から愛用している炭石鹸(真っ黒)、フルーツ酸石鹸、海洋ミネラル配合石鹸、ココナツとオリーブオイルの石鹸、ローズオイル配合の石鹸、そして無添加石鹸の6種類である。普段は、これらを気分によって使い分けているのだが、最近、黄砂の影響で、肌に余計な負担をかけたくなくて、無添加石鹸を毎日使っている。


我々世代には、♪牛乳石鹸 良い石鹸 という歌でおなじみのカウブランドの石鹸で、石鹸素地を原料とした完全無添加石鹸が、売られている。もちろん、日本で、だが。


1コで150円くらいの安い石鹸だが、これがとても好きだ。ドラッグストアでもスーパーでもどこでも買える。お徳用の3コパックなんかもあって、親しみの持てるお顔立ちの石鹸さん。箱入りじゃなくて、袋入りというところも、またイイ。


最近の石鹸は、機能性石鹸と呼べるほど、いろいろな世話を焼いてくれる石鹸が多い。たとえば潤いを残してくれる石鹸とか、古くなった角質を落としてくれる石鹸とか、毛穴をひきしめてくれる石鹸とか、まあ、とにかく各社「女心にぐっと来る」石鹸を次々出してくれるものだから、目移りしちゃって仕方がない。だが、こうやって「石鹸るろうの旅」をしていると、あるときふと原点に返るのだ。石鹸とは、“落とすもの”であるということに意識が返っていくのだ。


肌はもともと排泄器官であって、吸収器官ではない。一日の汚れをきちんと落としてくれる石鹸が、何より優秀だということになる。しかし、洗浄力が強力すぎて肌がつっぱってしまったり、逆にうるおいを残そうとするあまり、洗い上がりがヌメッとしてしまったり。または、香料がきつすぎて病人や子供、お年寄りには使いにくかったり、スクラブなどの粒粒などが入っていて、肌への刺激を気にしたり、ただ“落とす”と一言で言っても、それぞれの石鹸に個性があるのだ。


この黄砂の時期に、私が牛乳石鹸の「むてんかせっけん」を選んだのには、その“落とすことへの普通の使命”をきちんと果たしてくれている石鹸だからだ。ほかのことは何もしてくれない。うるおいを与えることも、リッチな気分になる香りを漂わせることも、古い角質をはがし取ってくれることも、まったくしてくれない。その代わり、真っ白な自然な泡が立つ。湿らせた泡立てネットに、たっぷり石鹸をこすりつけ、ガシガシ泡立てると、ふっくらモッタリとした泡になる。これで、ゆっくりと丁寧に洗顔するのだ。基本は2回。人肌のぬるま湯でしっかり泡を落としたあと、やわらかいタオルで顔についた水分を吸い取る。そして、化粧水などで保湿する。これだけで、ゆでたまご肌になる。


黄砂で肌がダメージを受けているときに、こんな安くて素朴な石鹸が、活躍するなんて、日本とはなんてすばらしい国なんだろう。中国には無添加石鹸と呼ばれるものが果たして存在するのかどうか疑問だが、あったとしてもちょっと信じられない。これだけは、日本から調達しなければ手に入らないものなのだ。


日本でアレルギーの肌荒れに困っていらっしゃる方がいたら、ぜひお勧めしたいと思います。私は、かつてアトピーでカユカユな30代を過ごし、それを克服して、今、大気汚染のはなはだしい中国で生活してもだいじょうぶなほど、回復しました。だから、この時期の肌の辛さを二度と味わわないために、ブランドものの石鹸を卒業して、良い石鹸さがしを日々続けています。安くて、家族中、誰もが安心して使える石鹸で、しかも、どこでも手に入る「カウブランドのむてんかせっけん」ぜひ、試してみてください。


http://www.cow-mutenka.jp/web/
私が使っているのは、このHPの固形石鹸です。