ひだまりの居場所

精神障害者をはじめ、生活困窮者の心に寄り添うブログです。

受け止め切れない現実

仕事に行きたくなくて、行きたくなくて、仕事中に思わず涙が滲んできてしまいました。それでもまだがんばらなければならないのは、なぜなんだろうと思います。


「人ひとりが生きていくことって、どんだけ大変なことか」


私の大好きな昔の上司が去年の6月に電話で言っていた言葉を思い出しました。生きていくって本当に大変。でもみんなそんなことを微塵もかんじさせないように、あるいは、自分自身もそのことに気づかないくらい、健気に生きているんですね。


うつ病や、私のような双極性障害など、日常生活に支障をきたす障害を負っている人たちは、よく「怠け者」として扱われてしまいます。そりゃあそうですよね。みんないっしょうけんめい生きているんだから。それを障害のせいにされたら、いっしょうけんめいやっている人たちが馬鹿を見てしまいます。


でも、本当は違うんです。私たちは、本当に鉄の鎧を着ているように、毎日身体が重く、頭も心も破壊されてしまっているんです。それをどうにか薬の力でバランスをとり、死にもの狂いで生きているんです。


明日も、仕事。みんなも仕事。みんなと同じようにできない私にとっては、明日という日は、みんなと同じじゃない。でも、同じに装って生きていくしかできないなんて、神様は本当にいじわるだなぁと思います。