ひだまりの居場所

精神障害者をはじめ、生活困窮者の心に寄り添うブログです。

すずめのお宿

昨年の6月から、一日も欠かさず午前と午後の2回、散歩に出ています。雨の日は基本的には休みですが、小降りなら出かけます。


運動嫌いの私がなぜそんなに継続できているのかといえば、近所の土手まで行って「一服する」、これが最高に気持ち良いのです。


そもそもなぜ散歩を始めたかと言うと、主治医に日光を浴びながら、30分程度の有酸素運動をすると、セロトニンの分泌がよくなると言われ、双極性障害の私は、この散歩を生きている限り、できるだけ毎日欠かさずやることで、果てしなく寛解に近づけるという御達しをいただいたのです。


そう、どんな病気もそうですが、投薬だけでは回復しないもの。本人に治そうという気力がなければ、風邪だっていつまでもぐずぐずしているものですものね。


今日の土手はあったかで、おひさまを見ながら一服点けていると、チチチチチというすすめの声がどこからともなく聞こえてきました。耳を澄ますと、どうも土手の下の方から聞こえているようで、身を乗り出して覗いてみたら、土手の植物の枯れ枝が絡まり放題絡まっているところがあって、そのなかに営巣しているようなのです。しばらくタバコをふかしながら見ていると、中からちょっと小ぶりのすずめ(中国のすすめはデカかったので、日本のすすめがスリムに見えます)が2羽、チチチ…と羽ばたいて巣から出てきました。カップルなのでしょうか。うらやましいかぎりでございます。