ひだまりの居場所

精神障害者をはじめ、生活困窮者の心に寄り添うブログです。

冷蔵庫についての一考察

先だって、新しい冷蔵庫を買いに行ったという話を書きましたが、今回の冷蔵庫選びには、相当苦労しました。老母にとって、今回の冷蔵庫がもしかすると人生最後の冷蔵庫になるかもしれない、などと余計なことを考えながら買いに行ったので、母の願いを100%かなえられる冷蔵庫をと思っていました。


ところが、T芝以外に、母の望む形の冷蔵庫がなく、サイズの問題などからたった2つの冷蔵庫しか選択の余地がありませんでした。


母の望んでいた冷蔵庫は、1、野菜室が高い位置にあること(冷凍庫が下で野菜室が上) 2、半冷凍室(チルドルーム)が大きいこと 3、片開きドアであること 4、これまで使っていた冷蔵庫よりリッター数が大きいこと というものでした。


しかし、ほとんどの会社が発売している冷蔵庫の大半が、野菜室が一番下にあり、冷蔵室のすぐ下に冷凍室がどかんと陣取っています。しかも、我が家には不必要なくらい大きい! これだと、野菜室を開くのに、いちいちしゃがみこまねばならず、これから年々老いていく母には身体の負担が大きすぎます。また、私も膝痛があるので、野菜室が上でないと非常に不便なのです。


聞いたところによると、今は冷凍食品のめざましい進化で、冷凍室を広く取ってほしいというリクエストが結構あるのだそうです。


結局、私たちは、2と3の条件を取り下げて、野菜室優先でT芝のものを購入してきました。本当は、H立のものが、モーター性能も優れているうえ、消費電力の低さでもダントツナンバーワンなので、H立が良かったのですが、野菜室が上にあるものが、1種類しかなくて(数種類あるのかもしれないが、行った電気屋さんで取扱いがなかった)、あきらめざるを得ませんでした。


今の若い人たちは、どんな食生活を送っているのだろう、と考えざるを得ませんでした。ひょっとすると、朝は、コンビニなどで買ったパンやおにぎりで済ませ、昼はお弁当や外食、夜は冷凍食品? という疑念を抱きました。確かに、もし今私が一人暮らしだったら、そうなってしまうかもしれないなぁ、という自戒の念もあり、食生活の重要性を改めて考えさせられた冷蔵庫購入行事となりました。