ひだまりの居場所

精神障害者をはじめ、生活困窮者の心に寄り添うブログです。

糖块儿

おばちゃんはなぜ「飴ちゃん」をいつも持っているのか、
という話が、今日、心療内科認知療法ショートケアの席で話題になりました。


結局、結論は出なかったのですが、
私が思うに、おばちゃんは咳が出るんじゃないかと思うのです。
おばちゃんは、高血圧の薬やなんかを服用していて、
その副作用で咳が出やすかったりするのではないか、という私見です。


中国語では、飴のことを「糖」といいます。
「糖」一文字だと、砂糖なども含まれてしまうので、
地域によって、いろんな言い方があるようですが、
私は、「糖块儿」(tang2kuai4er)と言っていました。
どこの方言かわかりませんが、通じました。


昔話をひとつ。
まだ私が二十代の若かりし頃、友人に誘われてオペラに行きました。
ところが、途中で、咳が出始めてしまい、こういう時に限って止まらないのです。
オペラを観ているときに咳だなんて、迷惑千万。
弱ったなあ、と思っていたら、
隣の席に座っていたマダムが、私にキャンディを一つくださって、
私の耳元で小声で、
「飴玉をひとつポケットにしのばせておくとよろしくってよ」
とおっしゃいました。


以来、私は映画や観劇に行くときは必ず飴ちゃんを持っていきます。
また、今日のように長時間何かの作業に当たるときなども、持っていきます。


もっとも私の場合は、あの有閑マダムのような上等なキャンディではなく、
100均のはちみつキャンディだったりするわけで、
要するに、「おばちゃんはなぜ飴ちゃんを持っているのか」の疑問対象者というわけです。


やっぱり正解は、咳が出るから、ですよ。
私は高血圧の薬は飲んでないけどね。