ひだまりの居場所

精神障害者をはじめ、生活困窮者の心に寄り添うブログです。

千字文

気づけば9月になっていました。あまり体調が芳しくなく、休んだり働いたりの繰り返し。どうしたもんだか。


最近、筆ペンを購入したことがきっかけで、千字文(せんじもん)の臨書をしています。


日本では使われていない漢字もかなりたくさん含まれていますが、できるだけ日本の常用漢字を使って、毛筆の稽古になるようにしています。


中国で暮らしていると、あちこちで「ステキな書体」に出逢います。移動中のタクシーの車窓から、ちょっと散歩に出た街角、買ってきた中華調味料のパッケージなど、思わず手のひらに真似て書いてみたり…、という具合に、町中が漢字のお手本です。


ちなみに私は楷書な女です。性格も楷書な女なので、角々とした色気のない文字を、日々紙の上に並べています。


そういえば「失楽園」のカノジョは、“楷書の君”と呼ばれていましたね。妖艶なストーリーとは裏腹に、楷書を書き連ねる女とは、ギャップのフェロモンむんむんですね。


私は、うっかり右肘につけてしまった墨を指先で「ちねり取る(黄金伝説か?!)」という色気の無さでがんばっています。いや、そういうがさつな姿に色気を感じてくださる殿方も、世界には必ずおられるはずじゃ!