ひだまりの居場所

精神障害者をはじめ、生活困窮者の心に寄り添うブログです。

緊迫しています

日本でも報じられていると思いますが、メディアに携わる人間としては聞き捨てならない事態が起きています。私の職場でも、明日「お達し」があるそうで、普段のおしゃべりにも気を使う状況です。


一般市民ならそれほどナーバスにならなくても良いような言葉でも、私たちメディアの人間は決して口に出してはならないキーワードがいくつかあります。壁に耳あり障子に目ありで、いつ、どこで、誰が聞いているか分からないためです。いくつかの単語は、日本語読みしても発音が似ていることから、「日本語でも口に出さないほうがいいですよ」とのこと。うっかりしたことを口にできない緊張感に包まれています。


このブログは日本のブログですが、私は現地のプロバイダーを使っているので、当然ヤバイ立場にあります。当地のメディア関係者は、皆、上司から、「絶対彼らを応援しないように」と注意を受けています。上司は、社員のプライベートでの動きをとても警戒しているのです。たとえプライベートのブログであっても、書いた人間がメディア関係者だった場合、会社全体に影響が及ぶからです。


だから、私も書けません。うっかりしたことを書いて、大勢のスタッフの生活の糧を奪うことはできませんし、私も職を失い、二度とこの国に立ち入ることができなくなります。ライターとしては、胃の痛む思いです。悲しくて涙が出そうです。今、これを書きながらも、保存ボタンをクリックしていいのかどうか、まだ戸惑っています。それでもこの国を離れようとしないのは、どうしてなのだろう、と自問自答しています。知りたいことがいっぱいあって、それをみんなに伝えたくてライターになったのに。この国のスケールの大きさや不思議なことを、ありのまま言葉にしていきたいだけなのに、ただただ悲しい思いでいっぱいです。


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