ひだまりの居場所

精神障害者をはじめ、生活困窮者の心に寄り添うブログです。

中国は、ほうきとちりとりを見放したか

以前にもここで書いたことがあると思うんですが、ウチのほうきとちりとりは、もうダメダメ状態にあります。まず、ほうきは毛先が開いてしまっている上、化学繊維で出来ているため、静電気がひどく、掃いても掃いてもほうき自体にまとわりついたホコリが、床に広がるばかりです。♪履いても履いてもすぐずれる〜というのは、ピンポンパンでしたね。


もとい!


ちりとりの方は、受け皿の部分が割れて、すでに2/3程度しか原型をとどめておりません。中国のプラスチック製品は、いともカンタンに割れるのです。


それでこの数ヶ月間、ほうきとちりとりを買いたくて、方々探し回っているのですが、これがなかなか良品とめぐり合えません。


絶対にあってはならないのは、ちりとりの歪みです。床面に接し、ホコリやごみをちりとりの受け皿部分にすくい取る、わずかに傾斜した、いわばちりとりの「入り口」の部分。中国のちりとりは、ここが反っているのです! ありえないですよね。入り口は、平らな床面にぴったりフィットしなければいけません。土管のなかのごみでもすくうんですか? というくらい反った入り口のちりとりが、あたりまえに売られていて、さらにこれを何の疑問もなく購入していく中国人! どうしてなんだ! ちみたちには、この歪みがわからんのか!


見た目はものすごくかわいいんですよ。スケルトンとか、真っ白とか、以前の中国では考えられないくらいおしゃれになっていて、「ああ、これで入り口が平らだったら…(涙)」。


実は、今使っているぼろぼろのほうきとちりとりは、今から5年前に購入したもの。これは何も意識せずに買ってきたものだったのですが、最初から入り口は真っ平らでした。だからこそ、5年間、使い続けてこられたわけですし、2/3の面積に破壊されようとも手放しがたく大切にしてきたものなのです。


ということは、中国のプラスチック加工技術は、精度を重視せず、見てくれに走っているということなのでしょうか。ああ、あかんやん! ちりとり製造者としてのプライドは無いんかい!


「ところで掃除機は持ってないんですか?」という質問がありそうなので、先にお伝えしておきますが、こちらで買った掃除機、すでに3台目です。ことごとくぶっ壊れています。修理代の方が高くつくので、掃除はほうきとちりとりと決めています。日系企業製造の掃除機なんですよ。それでもしばらく経つと壊れるんですから、この国のホコリの凄さがお分かりいただけるでしょう。掃除機のお尻から焦げたような臭いが噴出し、発火するのは、もう御免です。掃除機が火を噴くとちょっとカッコイイけどね(苦笑)。危ないからw。


そのほか、クイックルワイパーだとか、コロコロだとか、掃除用具は一通り持っていますが、どれも日本製に勝る品質のものには、いまだかつて出会っていません。


日本のみなさん、日本の製造技術って、本当にすごいんですよ。いつも当たり前に使っている日本の製品って、実は世界の当たり前ではないんですよ。どうか理工系大学出身の皆さん、日本の製造業の魅力にもっともっと嵌まり込んでください。中国では今、日本製品不買運動が行われているようですが、日本製品を置かないと商売が成り立たないと、商店主は嘆いています。ITだけが製造技術の最先端を行くものと考えがちですが、そうじゃないんですよ。暮らしの中に当たり前にあるものが、もっと使いやすく、地球にやさしいものであったら、日本は将来、世界の救世主にもなれると私は思っています。


さて、ちりとりどうすっかなぁ〜。