月とポテトチップ、はじめます。
雨が降ると、すぐ冠水しちゃうんですよ。
1時間も降ると、ひざのすぐ下まで水。
車が走ると、海の波打ち際みたいに、
ざぶ〜んって、波立つんです。
すごいでしょ。フツーの道路ですよ。
別に水害とかじゃないんです。
コレが、あたりまえ。
月に1万台ずつ車が増えているって話、
去年聞いたんだったかな?
急激に都市化しているから、
「みんなリッチなんだなぁ」
と思ったりするけど、
実は、まだまだそんなことない。
道のど真ん中でエンコしてる車がいっぱい。
古い車の塗装だけ変えて、
ムリヤリ走らせてるから、
大雨が降ると、化けの皮が剥がれる。
女:河東区までなんだけど、いっしょに乗せてってよ!
ドライバー:だめだめ!
女:ねえ! ちょっと! 拾えないんだってば!
ドライバー:だめだよ。大事な客を乗せてるんだ!
女:ねえ、お姉さん、いいでしょ? 拾えないんだもの!
この「お姉さん」というのは、私のこと。
冠水した街の中をノロノロ運転のタクシーで移動中、
派手なメイクのオネエチャンに突然道をふさがれたのです。
ここが日本なら、
「どうぞ、どうぞ!」
と快く相乗りに承諾するところだけど、
このオネエチャンの遠慮のない態度がやけにむかついて、
私はカノジョの視線をよけてしまいました。
誰彼かまわず「いい人」になっていると、
バカをみる国、それが中国。
もっと言ってもいいかな?
こういう特例を認めちゃうと、
この国はちっとも変わっていかんのです。
強引にジブンを押し通す人だけが、
得をするような構造になってるから、
こういうことを承認してはいかんのです。
2009年7月22日(水)日食のあった日の
夜のできごとでした。
今年の夏は、あと何回、街が水に沈むのだろう、
と苦笑い。
大好きで大嫌いな国、中国。
これから、少しずつ、私が好きな中国と嫌いな中国を
書き綴っていこうと思います。
あ、そういえば、
地下街にあるマクドナルドが水没していましたが、
今日、復活していました。
何事もなかったように、キレイなもんでしたよ。
よかった、よかった。