ひだまりの居場所

精神障害者をはじめ、生活困窮者の心に寄り添うブログです。

あまちゃん、再燃!

東野・岡村の旅猿「プライベートでごめんなさい」で、「あまちゃん」のロケ地巡りが放送されています、よね? 中国在住の私は、日本のブームと少しタイムラグがあって、「あまちゃん」をリアルタイムでは観ていませんでしたが、岡村ファンの私は、旅猿でロケ地巡りが始まったので、大慌てで全話とおしで見ました。暇に任せて、ぶっ続けで見ましたが、さすがに全話見るのに、1週間以上かかりました。15分番組もあなどれませんね。


基本的にはコメディですが、結構泣けちゃうシーンがあり、自分がどんな事柄に“感じやすいか”がよーく分かりました。


自分勝手な都合で、離婚宣告してしまった経験があるため、春子さんと正宗さんが離婚して別れるシーンに号泣! 正宗さんは、なぜ離婚しなければならないのか分からず、春子さんに「僕に悪いところがあるなら、直すから」と告げるも、そーゆーところが嫌いなのと言う春子さんの気持ちが深く心に突き刺さりました。ああ、私はなんて酷い女だったのだろうと、正宗さんに同情しつつ、理不尽な離婚に耐えてくれた元ダンナに「ごめんなさい」という涙を流しました。正宗役の尾美としのりさん、さすがの演技力でした。背中で芝居できる人なんですね〜。


それから、東北地震のシーンは、ぼろぼろ泣きました。私は、中国にいたので、日本の3月11日を知りません。連日放送される日本のテレビのニュースやネット上の情報をつなぎ合わせて、心を傷めておりましたが、「あまちゃん」の中のシーンには、何一つ悲惨な光景(たとえば津波に押し流される町の様子など)は映されていないのに、演者の迫真の演技に、当時の日本の人たちの衝撃と悲しみがこもっていて、初めて本当の東北地震のリアルを感じました。自然に涙があふれ、切なくて切なくて、どうしようもなくなりました。大吉役の杉本哲太さんの表情だけで、あの緊迫した中での、日本人の冷静な動きと懸命さが伝わり、彼のファンになりました。いい役者さんだ。


母と娘のシーンにも、深い感慨がありましたが、私はまだ母と和解できていないので、複雑な心境で涙しました。現実を直視せずに、日々、この問題から目を背けつづけてきましたから、私にもいつか母と和解できる日が来るのだろうか、と自分に問いかけながら、夏ばっぱと春子さんの関係を見つめていました。…とりあえず、今日現在も、この問題は棚上げしています。ああ、切ない。見たくない…、現実…。


来週の日曜も、旅猿を見て、「あまちゃん」の感動を再燃させたいと思います。