ひだまりの居場所

精神障害者をはじめ、生活困窮者の心に寄り添うブログです。

昇太は、ワタシが育てたんだゾ!

今日は、人生最大級にうれしいことがありました。「笑点」の時期司会者に、春風亭昇太が選ばれたことです。


実は、私、昇太がまだ二つ目だった頃から、ずっと追っかけをしていました。出世の早い噺家さんだったので、あっという間に真打になり、最初は簡単に取れていたチケットも次第に取りにくくなっていきましたが、それでも私は彼の高座に通いつづけました。


中でも忘れられない思い出は、今から20年以上も前のことですが、今は無き「ル・ピリエ」で、観客のじゃんけん大会になり、なんと私が勝ち残ってしまって、舞台に引きずり込まれて、そのときゲスト出演していた芸人さんの蝶々の衣装を背負わされたことです。無理やり舞台に上がらされたので、膝の上に載せていたバッグが床に落ちたのを、昇太さんが拾ってくれたのを、私は見逃しませんでした。思えば、とてもファンを大切にしてくれる人で、今回の司会抜擢も、そういうかわいげのあるキャラクターがあったからだと思います。


ファンの一人として、今回の司会発表の前に、「昇太の可能性もゼロではない」と私は思っていました。笑点の特番などで司会役をすることがあった昇太ですが、仕切りがとてもうまく、アドリブの利かせ方がうまくて、嫌味がないのがとても良いなぁ、と思っていたのです。


本当にうれしい今夜ですが、古いファンとしては、ちょっとだけ淋しい気持ちにもなります。池袋の北口を個性的な私服を着て、一般人に混じって歩き、電車に乗って家に帰っていた昇太を、もう見ることができないでしょう。だから、せめて、結婚しないでね、昇太さん!